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2012年2月18日 (土)

基本的な善良さ(2)

現代の教育制度は、多くの人に平等に教育を受ける機会を与えられていながら、個人が自分で考え、自分で行動するような教育のされ方が希薄であったような気がしてならない。

いくらみんなが平等にと思っていても、個人の資質に個性があり、得て不得手があるという事実をかなり無視してきたのではないだろうか?

その結果、私はあの人に比べてダメな人間だとか、できないことに対する劣等感を植え付け、かえってできることに対する自信すらも失ってしまうことにつながっている。

私たちは教育を平等に受ける権利ばかりを望んだ結果、個性を伸ばす教育がないがしろにされてきた現実にもっと目を向ける必要がある。

本当は僕は、こういうことがしたかった、そのやりたかったことを親は拒否し、拒否されることで、親の言うことに従う良い子になる。その良い子が、自分自身をそこね、自分を傷つけてきたというのなら、そういう良い子が、社会に出て、他人のために役立つことが果たしてできるのだろうか?

現代教育の流れは、親も子も、自分に優しくなっていないばかりか、それを支える社会が自分をそこねて生きることを強要しているような社会である。物質的にいくら豊かになろうとも、これでは、心の負の連鎖が世代を渡って続いていくばかりである。

自分自身への優しさを育んだら、自分が抱える問題と可能性の両方を正確に見抜くことができる。自分の問題を無視しよう、可能性を誇張しようなどとは思わなくなる。このような自分自身への優しさやその良さを認める気持ちはとても大事なものだ。それが自分自身や他人を助ける基盤になるからだ。

人はまず、自分自身を振り返り、自身に対して正直にそして、優しくあるべきだ。それ以前では決して他者に対して真に優しく接することなどできないのではないだろうか?

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コメント


自分自身への優しさを育んだら、自分が抱える問題と可能性の両方を正確に見抜くことができる。自分の問題を無視しよう、可能性を誇張しようなどとは思わなくなる。このような自分自身への優しさやその良さを認める気持ちはとても大事なものだ。それが自分自身や他人を助ける基盤になるからだ。


素直に同感いたします
自分への優しさが、そのまま溢れるように、他人への優しさ
に転化してゆくのでしょう

他人とは自分の反映なのですね


ありがとうございます

投稿: ponsun | 2012年2月19日 (日) 08時23分

いつもありがとう。
自分への優しさは、慈悲を育むそうです。
その慈悲が、周囲をその芳香で解き放つ花のイメージとしてとらえることができるでしょう。

投稿: 翼猫 | 2012年2月19日 (日) 18時18分

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