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2012年1月22日 (日)

シャンバラの理念(2)

シャンバラの理念

シャンバラの理念は、自分自身や他人にもっと健全な生き方をしようと呼びかける試みにすぎない。

何が健全かそうでないのかは、私たちの住んでいる社会やその仕組みを覗けばわかるだろう。政治が、特定の人たちのために有利な法律を制定するとか、無差別殺人が起こったり、精神疾患者が増えてきたりとか、いろいろあるが、当のわたしはどうなのだろう?果たして健康な精神状態といえるのだろうか?

オショーは、人間の殆どは精神異常者であるというようなことをほのめかしていた。それは、覚醒した人、悟りを開いた人を基準にすれば、程度の差こそあれ、人間はみな精神異常者であり、魂の不健康を表わしているのだという。

例えば、やましいことがあって親密にしている人に隠したりしていることでも他人には平気で言えたり、嘘をついたりすることで、ひとは不健康に既になっているのである。

シャンバラ王国のイメージを使って「世俗の悟り」という理想を、つまり宗教という枠組みにとらわれずに自分の存在や他人のそれを高めうる可能性を明らかにするものだった。‥‥ 同時にそれは、人間のあるがままの存在を高めることを独自の思想的基盤にしている。

よく、人間の性善説とか性悪説が中国でいわれていた記憶があるが、それは歴史をさかのぼるまでもなく、ずっと議論されてきていた。しかし、人間の赤ちゃんが育てられ方次第では良くも成れば悪く成る可能性もある。そういうことを述べているのではない。もっと根本的に人間も自然の生き物の中の種のひとつと考えたら、そこに悪いものなどないということ。それは私たちが社会を形成する以前の自然な状態である。これを人間のあるがままの存在であるといえまいか。あるがままの存在がすなわち究極の善であるのだという。

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コメント


人間も自然の生き物の中の種のひとつと考えたら、
そこに悪いものなどないということ


素直に共感できるメッセージです
そのまま ありのまま あるがまま
ですね


ありがとうございます

投稿: ponsun | 2012年1月23日 (月) 09時30分

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