相手より一歩前
誰に対してもだが、好感の持てる人というのは、自分に積極的にアプローチしてくれる人である。
人は自分に興味や関心を示してくれる相手に対しては好感を持ちやすい。それは自分のことを認めてもらいたいという欲求を満足させる。
相手との会話はもちろん、ネット上でのやりとりにおいてもそれは当てはまる。つまり、私はあなたに関心を寄せていますよということを、何らかの形で示すことが良い印象を与えるのである。
相手に対する関心が、自分への関心を持って欲しいことの裏返しだったらどうだろうか? そういうのは利権が絡んだ依存関係でしかない。結構自分への関心を惹いてもらいたくて、相手に興味を寄せることがある。それは結局ひとり孤独の寂しさのために、いつも誰かに自己証明を欲しがる人のようでもある。或いは、自分に利益をもたらす誰かビジネスライクな関係を持ちたくてやっていることもある。
相手への関心が、単に反応であってはならない。
自分から、その人の周辺に付随するものではなく、その人自身に興味や関心がなければ、相手より一歩前を踏み出すことはない。それは単なる機械的な反応ではなく、純粋なパーソナルな関係である。そして、その関係がそのひとを相手との開かれた心を通してより創造的に変えていくのである。しかし、相手パーソナルな関係になる、すなわち相手と開かれた関係になるためには、ます自分自身に対して正直であること、そして相手に対して偽らないことがまず必要になって来る。
自分自身を変えてゆかないような行為に情は伴わない。相手とのやりとりの中で、人はともに成長し、自己を更新するような関係こそが、いつの世でも望ましいのではないだろうか?
そうは言っても、匿名のネット世界では到底そのようなことを望むべくもないのだが‥‥
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