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2011年12月11日 (日)

情報(2)

私たちがその環境下から得られる情報は限界がある。というのも、それは私たちの知りえる世界からの情報だからである。

何を当たり前なことを、といわれそうだが、私たちが本当に必要としている情報とは、自分たちの予想や想像の及ばないところからの情報だからである。

私たちが住んでいる世界にあっておよそ知りうる情報の殆どは、既知のものであるか、たとえ知らなくてもそれがもたらされる人にとっては有益であるが、知らされる自分にとっては無益なものである。それは単に生活を豊かにする情報であればそれでもいい。

しかし、自分を磨きあげ、高めるための情報とはいつも未知の何かから来る。それはかつて誰もしらなかったものである。どんなにささいなことでも、それを自分で知ること、発見し、理解することが重要である。そういう意味では、他人から与えられた情報は、本当の意味での情報ではない。自分が自分の中に自分で新たに何かを付け加えることによってその情報は、真に自分の情報として生かされる。

例えば他人の話を聞くとき、それを自分自身に置き換えて理解しようとはしないだろうか。そうやって自分の中に、未知なる領域を引き込み、自分の世界の一部にするとき、初めて情報が自分のものとして生かされ、理解されたことになる。

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