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2011年5月28日 (土)

平行宇宙(2)

先ほども言ったように過去のある一点に遡って二者択一の選択を変えれば未来が変わるという話である。私たちの住む地球は実は、無数の他の平行宇宙が展開するなかの一つの姿に過ぎないとするのが平行宇宙論である。そこでは、可能なことは全て起きるという素粒子の確率論から導き出したひとつの推論であった。

平行宇宙の概念を簡単に要約すると、ここにAという会社に就職するか、Bという会社に就職するか迷っているとしよう。その後の彼の人生はどちらかを選択することによって大きく変わるわけであるが、わたしたちのこうした選択は何も大げさなことではなく、日常に至るところで見受けられている。そうした「あれかこれか」の選択状況でとちらを選んだにしても、そこから、それぞれに宇宙が枝分かれして続いてゆくというのが平行宇宙論である。そうして、宇宙は無数に分岐して展開していくというのだ。

可能なことは全て別の平行宇宙で起きているとするならば、そのときの自分の思い描いたことはすべてどこかの宇宙で起きていることになる。つまり、その時々に自分が想い及んだことはすべて、無数の世界にいる自分が体験していることになる。

「タイムトリップ」を読んだ当時は、それならば人を殺した人は、別の宇宙

で他人から殺されているに違いない、と思い、そうして世界が完全であることを自分に言い聞かせて納得したものである。

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