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2010年4月30日 (金)

家族について(12)

いまも増え続ける老人人口を介護保険制度で、なんとかしようという政府のもくろみがそもそもいやらしい。子供たちは何をしているのか?

自分の子供を育てるので精一杯というが、少なくとも自分たちも両親から育ててもらった恩はあるはずである。

政府の見解だと、ゆくゆくは介護ヘルパーが24時間体制で見守り、何かあったらすぐにとんで行き、世話をするというもの。また、在宅か、施設かをご老人が選べるようにするというもの。しかし、この発想には根本的に欠けているものがある。それは愛情です。たとえヘルパーさんがどんなに優秀でも生活のために労働の対価として仕事をしている以上は、家族並みの情を求めることはできません。単に世話をするだけなら、そのうち介護ロボットが進化して、やってくれるだろう。

今のお年寄りは謙虚な人たちが増えている。自分の世話をしてもらうのが気の毒だというのである。一方で、ヘルパーさんに来てもらいたくないという理由の一つに自分の家であれこれいじくり回されたくない、人を信用できないという。

実の子供でさえ、親への愛情も薄れている昨今、信用できないのもわからなくもない。

結局誰も、自発的に愛情を示すことができない、いやしたくてもできない?言い訳のもとにただ、忙しくあくせくと生活のための生活者になってしまっています。

現代は愛を見失ってしまっている。しかし、だからこそそれだけ愛情に飢えている人の数も多いのが現状ではないのでしょうか。

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