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2010年4月29日 (木)

家族について(11)

老人

子供だけではなく、老人の独り暮らしの孤独死についても考えねばなりません。なぜ子供がいる人は子供に世話してもらえないのか? 今の介護保険では手続きが難しすぎて、老人には利用できないこと等、国の施策には問題があります。それも本人の立場になって考えられていないことが原因だと思います。週に二、三回のデイサービスでどれだけの世話が約束されるのでしょうか。

実の親子でさえ、親の面倒をみていこうとする人たちは少なくなってしまいました。なぜなのでしょうか?

兄弟姉妹が少なく、不自由なく育ってきた環境の人たちが大人になったということ、経済不況下で家計を圧迫している若年層の親たちの共働きが多いこと、などが考えられます。一方で、子育てが終わった熟年層の親たちは、自分の趣味のための時間が欲しい、会社勤めで精一杯という声が聞こえてきそうです。

働く独身者たちも、両親が、特に病気で寝たきりだと、ヘルパー任せになったり、会社を辞めてまで介護するということも最後の手段と考えています。

一人暮らしの老人は、誰にも看取られることもなく、最後を迎える可能性が高いのです。

これは私たちの今と将来に続いてゆく暗い現実でもあるのです。

老人虐待も、こうした背景から起こったりします。

高齢化社会が加速する今、老人の独り暮らしは小手先の介護保険制度でカバーし切れるものではありません。個人をしあわせにする家族の在り方が、真剣に問われているのです。

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