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2010年3月16日 (火)

家族について(5)

ネット社会の人とのつながりは、それを娯楽と捉えるには問題ないでしょう。人は孤独にあって、誰か話し相手が欲しいとき、その欲求を手軽に満たしてくれるのがネットによるコミュニケーションなのですから。ただ、そこに人生相談を持ち込んで、のめり込んでは危険だということです。

共通の趣味など出会いの場を提供してくれる点でもネット社会は貢献しています。しかし、その反面、人々は自分の好みや嗜好がより洗練されてきています。それは物に関する限り問題ないのですが、人間に対してもシビアな見る目が養われてきます。また不特定多数の人と会話めいたことをするために、その中の一人一人は決して自分にとってかけがえの無い人とはなりにくい面があります。

うつの人に関して言えば、家族と同様、その一人一人がかけがえの無い存在的な一面を持ちます。そうした人をネットで捜すのには限界があると思います。

うつの人にとって必要なのは自分の症状をよく分かろうとしてくれる良き理解者であり、かけがえの無い存在なのです。そういう人が、周りにいないという人たちが増えています。

今の社会は家族が解体され、それぞれが家族間の親密さがなくなってしまいつつあるのではないでしょうか。親と子供のコミュニケーションが少ないのがその現れだと思います。皮肉なことに、ネット社会の発展とともに家族間の会話が減ってきたような気がします。

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