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2009年7月10日 (金)

野心(1)

私たちの社会は私たちの人間の道徳レベルの総体で作られている。だから、私は社会に起きているさまざまな事件には無関心ではいられない。

子供の頃、社会は正しい組織で運営されているものだと思っていた。

私たちは、必然的に腐敗が起こるような社会を作り出してしまった。というのも、社会のまさに根本が腐敗しているからだ。

 

社会のまさにその基本を変えない限り、必ず腐敗にいきつく。これまでずっとそうだった。

社会の形態は変わっても、腐敗の構造はそのままだ。なぜなら私たちは、いまだに腐敗不可能な社会を作り出してはいないからだ。

和尚は、この社会を作り出す基礎となっている教育体系が野心志向であること、野心を抱かざるを得ない社会が腐敗する運命にあることを言っている。これは国家の支持政党を変えたらいいという小手先の対策だけでは問題は解決しないことを物語っている。

動機なき不特定殺人が増えたり、家庭内殺人が増えていたり、精神疾患患者が増えたりしているのも、それだけ世の中が腐敗しており、より病的な社会が進行していることの現れである。

そして、このことは、ニュースでの出来事などではなく、いつ身近に起きてもおかしくない自分自身のこととして受け止めねばならないのだ。そのことの自覚が私たちにはまだ欠けているように思えてならない。

太字-「グレートチャレンジ 和尚:市民出版社より抜粋」

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