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2008年7月31日 (木)

光と影(2)

前回の続きから…「一休道歌:めるくまーる社」

"心"小さな"心"は時間の一部だ。そして、"こころ",宇宙的な"こころ"は永遠だ

"心"は"こころ"の一部でもある。永遠が時間を貫く。

まさに月が湖に映るように、ほんとうはそこにないが映っている。

 私たちの小さな"心"は大いなる"こころ"の影にすぎない。月が昇る、満月だ。と、そのとき、地上にある無数の湖がそれを映し出す。そして、さまざまな海や川や池が‥‥。少しでも水があれば、どこでも月は映る。が、月はひとつで、影は無数にある‥‥。私たちの小さな"心"も同じだ。"こころ"はひとつだー。

それを覚者の"こころ"と呼んでもいい。全体なるものの"こころ"、宇宙的な"こころ"、神と名付けられた"こころ"と呼んでもいい。これらは名前が違うだけで、同じリアリティを指している。

 このちいさな"心"には、始まりと終わりがある。その大いなる"こころ"には始まりも終わりもない。

さて、言葉を聞きなさい。

 はじめなくをはりもなきにわがこころ

 うまれ死するも空の空なり

実に矛盾に満ちた声明だ。一方で一休はこう言う。「はじめなくをはりもなきにわがこころ‥‥」彼は"こころ"のことを言っている。

それから彼はこう言う。「うまれ死するも‥‥」彼は今度は"心"小さな"心"のことを言っている。小さな"心"は生まれ、そして、死ぬ。大いなる"こころ"は存続する。小さな"心"は影にすぎない。影は生まれ、そして死ぬ。

 あなたは影として生まれ、そして死ぬ。影に執着しすぎたら、あなたは苦しむ‥‥。それが苦悩の何たるかだ。それが地獄の何たるかだ。愛着を持ちすぎなければ、影に執着していなければ‥‥。

肉体は影だ。この心は影だ。この<生>は影だ。もしそれを静かに見守れば、これらの影がすべて過ぎてゆくのをみることができる。そうなったらあなたは、こうした影がそのなかのを過ぎてゆく鏡に気づくようになる。

その鏡は永遠だ。その鏡に達することこそ、真実が何であるかを知ることだ。

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