« 結婚と自由 | トップページ | 失って気づくこと »

2008年3月20日 (木)

二羽の鳥

ウパニシャッドの経文のなかにある一節

「二羽の翼も美しわしき、契りを結べる伴侶ありて、ともに同一の樹を抱く。その中の一羽は甘き果実をくらい、他の一羽は、唯だ傍観するのみ」(ウパニシャッドからヨーガへ:平河出版社)

人間は、宇宙の樹に泊る二羽の鳥のようなもの。一羽は宇宙の時間と空間の流れに乗ってその宇宙自らの展開する生命体のなかに、誕生し、そして死にゆく存在である。

もう一羽は、その一部始終を見守っている。

そして、私は自分が誰なのか問うとき、この両親から授けられた身体と、周りの環境によって教育されてきた心とをもって私と答える。

しかし、身体も心も与えられたものであって、明日も決して同じではあり得ない。

ならば、これが私と言えるものはなんだろう?

そこでわたしは自分の幼い頃に嗅いだ匂いが、大人になってからまた何かのきっかけで

嗅いだとき、その時のがよみがえってきた。

とは、時を越えて変わらないもののなかにこそ、見出されるべきだと、思った。

永遠に変わらないわたしを求めて、その時から自分の旅が始まった。

束の間のしあわせなど取るに足らない。この世界は、誰かがしあわせになったら、

他の誰かがふしあわせになってしまうという悲しい世界である。

だからわたしは、私自身の意識の源であるもう一人の自分を想起した。

瞑想とは、自分自身を想起すること。その旅は長い道のりだ。

けれどそこに、同じ自分の道を歩んでいる者がいれば、それはとても心強いこと。

みな、自分自身の道を歩いていけたら、世の中、不幸ということはなくなるのに

でも、それはたんなる理想のひとつにすぎない。ならば、あなたに問う。

この生きてる世界であなたはなぜ生まれてきたのか?

そして、これからどこへ向かおうとしているのか?

|

« 結婚と自由 | トップページ | 失って気づくこと »

瞑想」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/483880/11565942

この記事へのトラックバック一覧です: 二羽の鳥:

« 結婚と自由 | トップページ | 失って気づくこと »